ごはん日記∧料理日記

midori-ramao2008-03-02

早起きして電車に乗る。今日は連れが三浦国際市民マラソンハーフマラソンに参加する日なのである。三浦半島に続く車内のほとんどはランナーらしき人で埋め尽くされている。三浦海岸駅に着いたら、参加者とその関係者ですごい賑わいだ。駅前に出たら、早咲きの桜の桃色が目に飛び込んできた。
男子の更衣場所へ移動し、連れが着替えるのを待っていたら、『探偵物語』の松田優作の格好したランナーがウォーミングアップしていた。
海岸へ出るとスタート地点は大行列になっていて、連れはかなり後方に並ぶ。夏、秋は二、三日に一回走っていたが、寒い間は走らず、二月に数回、平坦な道を走っただけなので連れは自信なさげ。「コースが撤去される二時間二十分ギリギリになると思う」と予告。私だけスタート地点に先に行き、カメラを構えて待つ。スタートしてもランナーが多いため、なかなか連れの姿は見えない。松田優作ガチャピン、ショッカーの扮装ランナーたちを見送った後、五分過ぎた頃にやっと連れが走り出していった。

見送るやいなや、急いで五百メートル先の海岸沿いのジョナサンまで小走りで移動。1時間半ほど時間をつぶさねばならない。ホウレン草のサラダとドリンクバーを注文して、飲み物をとっかえひっかえしつつ、本を読んだりしてたらあっという間に一時間半経過した。
スタートしてから1時間45分後にゴール地点近くまで歩いてゆき、会社の前の花壇のレンガの上に立って、連れを待った。
応援隊が叩く和太鼓のドンドコドコドコ・・・という音にあわせて、21キロ走り終えたランナーたちが次々とゴールしてゆく。二時間経過・・・松田優作がゴール。二時間十分経過・・・ガチャピンがゴール。二時間十五分経過・・・ショッカーがゴール。連れの姿はまだ見えない。撤去まで後五分、四分、三分、二分、一分・・・そして二十分になった。

ゴールが撤去されはじめたので、浜辺の方へ移動して二、三分でようやく連れの姿が目に入った。ヘトヘトになって顔をゆがめる連れに「お疲れ!よく頑張った」と声をかけた。スタート地点のロスタイムを差し引くと連れのトータルタイムは二時間二十分四十八秒だった。「ダメだ〜」とヘタる連れ。いやいや、たいした練習しなかったんだから、初マラソンにしては上々じゃないかな。
差し出したスポーツドリンクを二本立て続けに飲み干した連れが「おなか、おなかが空いた・・・スタミナ切れだ」と言うので、浜辺に並んでいる屋台の中から一番列が短めのトロちまきに並び、連れに食べさせた。

二時間二十分過ぎたので順位やタイムは記載ない完走証明書と三浦大根とTシャツをもらい、筋肉痛でヨタヨタの連れと共に駅に向かい三崎へ。バスで三崎港に行き、いつもの丸一に行ったが、先客が四組も待っていた。テーブルが三セットしかなかったから、軽く一時間は待つだろうと諦めて三年ほど前に入った料理屋に入る。
タコ、鰺、さよりの刺身、黒ムツの煮物、マグロのカツを注文。刺身の鮮度はやはり丸一には及ばないが手早くお腹いっぱいになったので満足。

走ってない私も応援疲れしたのか、帰りの電車では二人ともぐっすり眠った。



・ふろふき大根
イカと大根のバター炒め
イカ刺身
・干し刀魚
・大根の葉と揚げと卵のお汁

夕食は参加賞の三浦大根と三崎港のバス停近くの干物屋で買った鮮魚を調理した。大根はとれたてなのかみずみずしくて甘かった。イカホタルイカの二倍ぐらいの大きさの小イカだったが名前を失念。
連れは下半身の激痛にイタタタと苦しみながらも「海みながら走るの気持ちよかった。来年リベンジしようかな」と語っていた。